カフカ断片集

『カフカ断片集 海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ』頭木弘樹編訳(新潮文庫)

 

強烈な光は、世界を溶かすことができる。
弱い眼光では、世界は固くなる。
もっと弱い眼光では、世界は拳を握る。
さらに弱い眼光では、世界は恥じ入り、見ようとする者を打ち砕く。

p.114〔目と世界〕

自分の城の中にある、自分でもまだ知らない広間。
それを開く鍵のような働きが、多くの本にはある。
(1903年11月8日 オスカー・ポラックへの手紙)

p.221 翻訳者解説