THE BLANK! ~近松門左衛門 空白の十年~
@よみうり大手町ホール
行くたび言ってるんだけど、この会場は動線と音響があれ。今回は耳栓装備しました。(もう会場とか関係なく基本着けるようにしてもいいかもな…)
・舞台セットが能舞台イメージだった。四本の柱(長さは椅子になるくらいだけど。動かして椅子や机になるシーンもある)、橋がかり、地謡座
・みんな着物+袴のわりとシンプルな衣装で役が変わらない限りずっと同じなんだけど、これは仕舞イメージな気がする(役が変わる2人は羽織で変えてる。どちらもおじさま役なので羽織が違和感ない)
・アンサンブル(4人)は地謡のイメージなんだと思う(というか、この地謡っぽさで舞台が能舞台なことに気づいたという…遅い…)
・普段聞かないような単語も多いし、わかりやすいストーリーというわけではないし(いや塩の道をつくる!という一本のストーリーはあるが)、しかし情報量は多いし、でもわりと淡々としてるというか、音楽で盛り上げるみたいのもないし、観客を選ぶ演出かもしれない。わたしは好きだけど
・スズカツさん演出ってこれまでLYNX三部作しか観たことなかったんだけど、THE BLANK!もああスズカツさん演出という感じのところがあったのでなんかこう…舞台を数観てるとそういう面白みみたいのも出てくるよね…
・吉良の隠密との場面でテレビの砂嵐みたいな音が鳴るんだけど、あの音スズカツさんのほかの舞台でも鳴ったので、スズカツさん的に、こういう場面にはあの音、ってのがある気がする(蜷川舞台でかかるこどもの声の歌的な…いやあれもわたしが意味わかってるかっちゅーと微妙なんだが)
・この舞台も含めてわたしがこれまで観たスズカツさん演出舞台、女の登場人物がいない。しかし、出てこないけどバカにもされない…とか思ってしまった…(滝沢歌舞伎とHEY!ポール!の傷が深いw)
・あと、スズカツさんは少なくとも客席をバカにはしない…
・スペイン語はわからなくてもいいんだと思うけどwわかったらより面白い気もする。老師との別れの場面、もんざが「Adios profesor」と言ったのに老師が「Adios amigo」って返すのいいよな…。今生の別れだけど…
・近松が「もんざ」と呼ばれていて、のべつ!?ってなるんだけどw(のべつは「もんた」だったね…)、ほかにも桃山とか元禄繚乱とか国姓爺とか、NHKでやってた六代将軍の側室になった人のドラマとか、昔後水尾上皇についてちょろっと調べたこととか何年も前に読んだ本とか、いろんなことが頭の中で勝手に繋がってっちゃうのも面白かった(いやまぁ、のべつはわりと歴史考証無視なんだけどw)
・わたしは、演劇的なセットの使い方(抽象的というか)にも、観ながら自分の中でこれまでに観たものや得た知識が勝手に結びついてっちゃうのにも興奮してしまう人で、だからこの舞台は面白い
・文ちゃんたぶんちゃんと観たの初めてなんだけど、声がいいなとおもった。あと姿勢も綺麗。舞台を何度もやってきてるからかもしれない
・えださんも声はいいと思うんだけど、滑舌はもうちょっと!
・塾で老師の話を聞くシーンは小柄を存分に活かしていたというかかわいいに全振りしてたな…w(人の間から背伸びして覗こうとする、塾生に四つん這いさせて馬乗り、座ってる塾生の膝に乗る、塾生に肩車させる)
・大石良雄(これでよしたかって読むのなかなかむずいな)と近松では大石の方が圧倒的に立場が上なんだけど、歳は近松の方が6つ上、というのを表す意味もある配役(文ちゃんとえださんは同い年、えださんが小柄)なのかも
・平馬役の方(内藤大希さん)、パンフ読んで知ったんだけど、『DAY ZERO』のアーロン役だったんだね…!
・吉良の隠密演ってた方、桃山にも出てたよね!?
・陰山さんは覚えてる限りで3回目…今年2回目…というかそれ今年観たスズカツ2作品…w なお、もう1回は新版国姓爺合戦の父上…w
・ラサール石井さん初めて観た気がするんだけど、よかったなー。後水尾上皇の重みは舞台としても重要だったなと
好き嫌いはあるかもしれないけど、わたしは好きな舞台。面白い。
ところで大石良雄をwikiったら、六代将軍御台所と縁戚関係だった…。(前述のドラマは、四十七士と関係のあった女性が六代将軍の大奥に入り七代将軍の母となる(同時並行で、浅野家の再興が成される)話)
と思ったら、吉良の母の実家を大石の一族の人が継いでいる…(大分遠い繋がりではあるけど…)。
はーーー、ほんと、知識を得るのもそれが繋がってくのも好き…。
メモ
・「しゃく六位」の「しゃく」とは?
