『海のふた』よしもとばなな(中公文庫)
2019年の夏の終わりの読書。
仕事の昼休みかな?に行った本屋で海の文庫特集か何かで並んでたんだけど、帯文が小沢健二で二度見した…。
名嘉睦稔の絵も印象的。
本文中にも何点もあって、ぜんぶカラーで、…なんていうか、文庫としては豪華な装丁な気がする。(単行本はロッキング・オンらしい。文芸書も出してるのか…)
寂れた地元のためにできること、とても辛いことを受け止めて前へ進むこと、恋人としてはとっくに別れていても大切な相手、海のふたを閉めてちゃんと次へ行くこと、
そういうことの、愛しさと大切さがある小説。
いつでも私はちょっと泣きそうになる。肉体を持って、ここに存在していることのあまりの短さを思う。この短さのわりには、好きになりすぎだ。

