『ゆめのむすめ』孤伏澤つたゐ(ヨモツヘグイニナ)
私にはぜんっぜん言葉にできないので、とにかく読んでほしい…。
雲の上を歩くような、雲の中に揺蕩うような、幻想に包まれるお話。
美しい物語、美しい本です。
理屈っぽい私は、男や獏や娘と孤独や夢や獏との関係、嫌がったり軽蔑したりしていたのが、自分の存在を主張するために求めたり、そういった変化を楽しんだし、
感覚的な私は、幻想的な風景や、存在や関係の淡さを楽しんだ。
どちらも同じくらいの分量で流れ込んできて、理屈と感覚を行ったり来たりするような、そのあわいにいるような。浮遊感に、静かに揺さぶられる。
カバーの模様と、表紙と、本文の紙の色とフォントと、いろいろと相まって、とろけるような感触の本だと、思う。
