Weather Report

『Weather Report』2022.12 森瀬ユウ

 

 リスはわたしの存在などおかまいなしに、地面の上に落ちていた木の実をごっそり拾い集めると、一目散に森の奥へと走り去っていってしまった。(中略)彼らが棲んでいる限り、この森が朽ちていくことはないのだろうと思うと安心をする。わたしだけがこの森には必要ない。

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