@東急シアターオーブ
ヤングピーターは木村咲哉くん、リトルピーターは重松俊吾くん。初日振りに観る組み合わせ。(日暮くん重松くんの組み合わせだけ観られなかったんだなー)
My楽。
わりと前楽好きなのと、今回でまぁ3~4回くらいが自分にとってはちょうどいいのかなとおもったので満足です。
いやまた観たいけどね!?
今はご時世的にも家の状況的にも夜公演はわりとキツいんだけど、2回公演のソワレがわりと好きなので(なんとなく……)、観られてよかったw
今回久々に回数観て、なんかこう、複数回観る感覚とか、2回公演のソワレが好きなのとか、を思い出した。ここんとこずっとほぼ1回だったしなるべく昼にしてるからな……。
まぁでも改めてやっぱり7回とかは多かったなと思った(かぶきとかはちょっと特殊)……自戒を込めてあえて書いておくわ……。
なんかこれまでに観たじゃに公演の前楽と比べると、落ち着いていた気がする。いや全然悪い意味ではなく。
前楽って、高揚してる感じだったり走りがちだったりって印象だったんだけど(そしてそれを興味深く観ていたのだけど)、今回はそんなことなかった。……ベテランの余裕だろうか……。ベテラン勢だけではなく、公演全体の印象としてそうなので(そこから浮いている人もいなかったとおもう)、なんというか興味深い……。
書いてて気づいたけど、この作品、勢いで走ってないんだわ。若い人たちが、未熟なところがあっても情熱と勢いで突っ走っていく、みたいな感じがじゃに公演にはわりとあって、かつそれが醍醐味だったりもするかなと思うんだけど、この作品はそうじゃない。音楽と、ストーリーと、演者の技量、その技術とパワーで客席までも巻き込んで突き進んでいく作品。勢いがないというのではなくて、でもそれに頼ってはいない、むしろ自分たちでそれをつくりだしているような。すごい作品だ、あらためて。
2回公演のソワレが好きな理由の一つはより声が出てる気がするという点なのですが。
AIDSを告げるシーンの声がこれまでとちょっと違った気がした。少し、気がする、くらいだけど。音響・席なのか末が変えたのか喉の状態なのかわたしの気のせいなのかわかんないけど……。なんか、胸がぎゅっとなるような声だった。
あと今日はなんか今まで聞こえなかった音が聞こえた気がする。転換?の音とか。グレッグの嗚咽とか(超重要)。
席のせいか…? 前回より上手になっただけなんだが…?
この回、「クライマックスまで飛んでもいいですか?」でわたしが観た回では初めて一発で拍手が起きたw(それまでの回は特に反応なくてピーターがもう一度客席に問い掛けてた)
坂本くんを現場でちゃんと観たの初めてくらいなので現時点で完全にイメージがミュージカルスターなんだが、逆にアイドルのときはどういう感じなんですかね…?(バラエティだとカミセンにいじられてる印象が強い……)
前回ストールのこと書いたけど。あのシーン、ピーターとライザの初対面のシーンと対応してるんだね。ストールぶつけたり、奪ったり、相手の顔覆ったり、手で自分の顔隠したり、ペアダンスしたり。でも、ストールぶつけるのはピーターではなくライザだし、奪ってもすぐ返すし、相手の顔にかけるのもピーターではなくライザだし、手で自分の顔隠すのもライザ、ペアダンスぎこちなかったライザはスマートに堂々と踊れる。初対面のシーンとは対照的。
悪夢という言葉といい、そういう対応とか繰り返しがいろいろ仕込まれてるんだろうな。よくできた脚本。そういう点でも、素敵な作品。
そういえば初回から気になってるんだけど、年齢のサバの読み方みたいなのがピーターとママで逆なのはどういうことなんだろう。(ピーター:9つ→(リトル)8つ→ほんとは10!、ママ:5つ→(ピーター)6つ→ほんとは4つ!)
「わかってるよね? 俺が靴下の片割れをこの部屋に持ち込んだら、それは一生の約束って意味になるんだよ」も、「覚えとけよ」も、ピーターの二の腕ぽんてして出てくのも、彼氏感がすごい。てか観るたび増してる気がする。あとここの「なるんだよ」の言い方好きだなと今日。「よ」が軽くて、なんていうか、相手に何かを押し付ける「よ」じゃない。
でもって、グレッグが行った後、ママに報告するピーターが、恋をしてキラキラうきうきしていて。……ライザのときと全然ちゃうやん……。
ディーが「有名人と結婚して俺を楽させてくれよ」と言ってピーターが「してたけど」と言ったときにちょっと手でぺしっとしてるのかわいい。
歴史は繰り返される、初日はピーターに促されてちょっと遠慮がちに出てく感じだったと思うんだけど、0630や今日はむしろわくわく楽しそうにピーターと顔見合わせて出て行ってた。(どっちも)かわいい。
(リオ以外では)本編で唯一踊るところで、何度観ても、やっぱり綺麗だなあ好きだなあとおもう。横に手を出したときに、ここでは指を開いていて、リオのラストでは閉じてるから、振付がそうなのか(でもリオでリトルピーターは開いてた気がする)、末の使い分け(踊り分けというか)かなあ。
このシーンに限らないけど、ほかの方と一緒に歌ってても負けてない(ちゃんと聞こえる)のすごいな。
それにしてもこの楽しい歌と踊りのまま捌けてって、次に出てきたとき(というか次のシーン)はAIDS発症後なの辛すぎるやろ……緩急……。
「ただ時の流れが」の後ピーターと抱き合うグレッグの手がすごくよかった。服とかを掴んでるわけじゃないのに、まるで縋りついてるみたいで、手も泣いてるみたいだった。
縋りつくみたいに抱きしめてて、でも、ふ、と力が抜けたように離れる、そのまま離れて行ってしまう。もうこの世の人じゃない。
手にも表情があるんだな。爪の先までグレッグだった。
I Honestly Love You、やっとピーターと目が合った(んだとおもう……とにかくようやく向き合っていた)グレッグがすごく嬉しそうで……たまらなかった。
それでも、「ただひとこと」「心込めて」「I Love You」を告げて去っていく。
その後のピーターが前を向くまでの時間が、前よりほんのちょっと長かった気がした。気のせいかもしれないけれど。……それくらい、観ているこちらも胸が詰まってどうしようもないくらい、切なくて悲しくて苦しいほどに優しくて真っ直ぐなI Love Youだった。ほんとうに、余韻と言えばいいのか、が、今日は特にすごかった。
カテコでの客席の拍手もすごくて。アナウンス始まっても鳴り止まなくて、もう一度坂本くんだけ出てきてくれた。
ほんと、この作品、客席の熱量もすごい。初日は以前の公演から観ていてこの作品を愛している人が多いんだなあと思ったし、この回もそういう面もあったかもしれないけど、それだけじゃなくて、ほんとうに今観た今日のこの舞台がよかった・好き、という気持ちが溢れているようで。再演を重ねる・愛される作品も、思わずずっと拍手してしまう回も、そうそう出会えるものではないとおもうから、末がこの作品に出演者として出会えたことも、わたしが客として出会えたことも、嬉しい。
またミュージカル出てほしいなあ。
まずは、東京楽も大阪公演も、無事に幕が上がりそして下りますように。
素敵な作品に、その中でグレッグ・コンネルを生きてる末に、心からの拍手を。
