『“少女神”第9号』フランチェスカ・リア・ブロック、金原瑞人訳
高校生の頃、図書館で単行本を借りて読んだ記憶がある。
内容はほとんど覚えていなかったしタイトルも著者名も覚えていなかったのに、読んだ、ということは何故か覚えていてときどき思い出す、そういう本で、
いい加減気になるので覚えていた帯の一節「女の子のためのナイン・ストーリーズ」でぐぐったら見つかった。ぐーぐるすげえ(そうなのか?)。
白い本文用紙にカラーで刷られた本文。しかも刷り色は64ページ毎に変わる。フォントは明朝体ではない。
本を開いたときの方が(閉じているときより)ポップな文庫本、てあまりない気がする。
物語も好き。解説に「生々しくない」と書かれていたけど(肯定的な文脈で)、わたしは切実だとおもったな……。ポップな夢のようだけどそこにある中身が切実だからこそ、(最近の言い方をすれば)刺さる、のでは。
訳者が女性だったら、一人称や文体はどうなるだろう、とかちょっと思ってしまった…のは最近の自分の傾向なんだろうな…。
この訳が嫌いなわけではないけども。
