『荒野へ』ジョン・クラカワー、佐宗鈴夫訳(集英社文庫)
読んでわかったこと。
――カバー写真、現場じゃねえか!
それはともかく。
途中まで、意外にもこの青年に共感はしなかった。自分が共感しないことが意外だった。
わたしはわりと逃避願望のある方だと思うけど、それは逃避願望であって、自分を試したいとか何か崇高な信念に従って生きたいとかそういうことではまったくないのだった。知ってた。
ずっと、この青年に対してどちらかといえばイラッとしていたのだけど、終盤になって急に苛々しなくなった。相変わらずこの青年には共感しないけれど、著者にはいくらか共感したかもしれない。

