雪が白いとき、かつそのときに限り

『雪が白いとき、かつそのときに限り 当且仅当雪是白的』陸秋槎、稲村文吾訳(HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOKS)

 

 

先が気になって(ミステリだしね)、何かしなきゃいけない時間以外はずっと読んでて、金曜の夜に買って土曜深夜には読み終えてしまったわー。

元年春之祭のバリエーションというか、あのとき登場した推理の一つが実現したら、という印象。
全般的に暗いというか、登場人物たちの考え――人生観みたいなものが暗い。ちょっと暗すぎる気もするけど、そんなもんかなー。というか元年春之祭の葵も近かった気がするから、作者の思想か好みなのかもしれん。(そんな分析みたいなこと軽々しく言うもんでもないだろうけど)
個人的には、犯人以上に探偵が意外だった。
訳者あとがきによれば、中国では関連作品や登場人物のシリーズも出ているようで、読んでみたい。

 

「少女」というものへの夢があるんだなーという印象は否めないけども。終章に登場する(本編にもちらっと出てくるけど)秋槎というキャラの造形がなかなか。
ところで、秋槎というのは男でも女でもある名前なのかな?