山に生きる人びと

『山に生きる人びと』宮本常一(河出文庫)

河出文庫グランドフェアで(というか、そのために?)購入。

 

狩人、木地師など、山で生活してきた人びとについての考察。
元は1964年刊行であること(附録は1968年刊行の論考)、推論の域を出ない部分もあること、からそのまま受け取るわけにはいかないとは思うけれど(って、まぁそれは何でもそうよね…)、興味深かった。
解説の最後が重い。

民俗学的な知の系譜のなかでは、列島の民族史への最後のアプローチとして記憶されることになるはずだ。もはや民俗学はそうした途方もない野心を抱くことはないからだ。