187

『187』ハスミケイ(蟻塚)

 

ある人間を神と崇拝すること、
ある人間に夢を見て幻滅すること
と、簡単に言ってしまうのは違うかもしれない。そんな単純化すべきではないかもしれない。けれど、

わたしはじゃにおたとしての自分に引きつけて考えてしまう癖がある。この作品を読んだときもそうで、もしかしたらそこではないのかもしれないと思いながらもどうしても強烈に思考がそちらへ向かってしまったので、今のところそれしか書きようがない。
アイドルも一人の人間である、ということをわりと早い…かはわからないけれど少なくともまだこどもの内に知ったのは、幸福なことなのか不幸なことなのか。でも、とりあえずいまのわたしは幸福なことだとおもっている。そうでなかったら、じたんを観ているいまはなかったかもしれないから。
アイドルも生身の人間である、ということを(りあこでもないのにあえて)意識するようにしているのは、わたしにとっては過度に夢を押しつけないための防波堤であり勝手に幻滅しないための予防線だ。

わたしはユアンでも千夏でもない。どちらにもならずに好きでいることだってできると、忘れずに、飲み込まれずにいたい。