博士とピカ

『博士とピカ』水城透子(灰色のシェマ)

 

一次創作の方のTLに流れてきたもので、最初の方(1章…2章もだったかな)だけを読んだときは、ちょっと自分には合わないかな、と思ってやめたんだけど。
しばらく経ってまた流れてきたときに、ふとその先まで読んでみたら、ぐいぐい読んでしまって、これはちゃんと読んだ方がいいなと。

誰かを神のように絶対化すること、
きらいだとしても、その人がいなくなっても、出会う前には戻れないこと、
この記憶を失いたくないと思うこと、
家族になること、
ピカだけでなく、博士も助手もそういうぎゅっとするような感情はある。きっと誰しも。

はー、しかし助手ずるくないです?(中の人は助手が好みらしいです)(そういう話だったか…?)
朝に博士の部屋からシャツとパンツ引っ掛けた助手が出てきてバスルームに行く、それが示すことが、読者には想像できるけどピカには全然ない、その描写が心憎い。(なかなかない気がする)

ところで、助手も白紙化が完了していない人なんだよね。
助手の白紙化が何故完了していないのか、は仄めかされてもいないと思っていて(わたしが見落としてるのかもだけど)気になっている…。