『こおれぬひび』佐々木海月(エウロパの海)
静かな7つのお話。
こういうものを読ませてもらえる、というのは幸運なことなのだろうと思う。
あの災いからは離れた自分の話になってしまうけれど、、
祖父の蔵書を覗くと、自分(や母)の趣味だったり読みたいと思うような本があって慄いた。たまたま当時読んでいた文庫本の巻末の広告(1冊2行くらいの小さなあれ)で読みたいと思った本を蔵書に見つけたときは何の予言かと。
たぶん、売り払われてしまった多くの蔵書の中には、これから私(や母)が読みたいと思う本もあったのかもしれない。それは惜しいことだけれど、私はそれを惜しいことだと思うけれど、
それはそれとして、いくらかの蔵書は手元に残った。
そういうことを、ふと思い出した。

