夜さきどりの化石たち

『夜さきどりの化石たち』佐々木海月(エウロパの海)

 

とても静かな一夜の物語。
静かで、たぶんささやかで、でもきっと、とても大きな何かに触れるような。
すぐ近くを、大きくて美しい魚が通り過ぎていった気がする。それは私には見えないし触れないけれど、いつか、遠い遠い未来には、彼も私も海に融けているような、そうであったらいいと一夜の夢を見るような。

たぶん、この先もときどき読み返したくなるんだろなあと思う。
そういう、そばに置いておきたい本。